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JA仙台食農教育活動JA仙台食農教育活動

2017年1月更新分

JA仙台の青年部、女性部では管内各地で地域と一体になった食農教育活動に取り組んでいます。JA仙台では、これからも食農教育活動を通じて子供たちに農業の魅力を伝え続けていきます。

仙台市青葉区2016.09.16
仙台ちゃ豆栽培体験

仙台市立片平丁小学校は、仙台市青葉区の市民農園「片平まちなか農園」で仙台ちゃ豆の収穫体験を実施しました。

仙台の特産物である「仙台ちゃ豆」を学ぼうと、児童らがJA仙台中田支店ちゃ豆部会の大友仁一さんから仙台ちゃ豆の特徴や栽培のコツなどを聞き取り調査し、播種作業から定植、栽培管理を児童らが行ってきました。

当日は5年生66人が参加し、大友さんの指導の下、たくさんの仙台ちゃ豆を収穫しました。

収穫指導を行った大友さんは、「仙台ちゃ豆づくりを通して、地元の野菜に愛着を感じ、地産地消の大切さも学んでほしい」と話しました。

収穫した仙台ちゃ豆は、学校で調理し、児童らは採れたての味を堪能しました。

若林区2016.10.05
青年部が稲刈り指導

JA仙台青年部七郷支部は仙台市立七郷小学校の児童らと、東日本大震災後初めての稲刈り体験を仙台市若林区のほ場で行いました。

当日は4年生159人が参加し、青年部員の指導のもと、約10アールのほ場で5月に児童らが手植えした「ひとめぼれ」を刈り取りました。

児童らは、悪戦苦闘しながらも、さわやかな秋晴れの中笑顔で作業を終え、「疲れたけどとても面白かった」と笑顔で話しました。

青年部の萱場哲也支部長は「震災を乗り越えて、復興に取り組む地元農業の様子を知ってほしい。子どもたちに米が出来るまでの苦労を感じてもらい、たくさん食べてもらいたい」と話しました。

刈り取った米は後日、青年部から児童らに贈呈されました。

松島町2016.11.18
松島町の学校と連携し、地場野菜の魅力を伝える

JA仙台は松島町教育委員会や地元生産者などと協力し、松島町内の学校給食で地場産農作物を使用した特別メニューを提供しています。

これは、給食を通じて、子どもたちに地元食材の良さを知ってもおうと松島町内の小・中学校と幼稚園の計7校で実施しており、今年で5年目の取り組みです。

特別メニューは、環境保全米ササニシキ「めごの舞」の新米のほか、おひたしやみそけんちん汁など4品で、11品目の町内産農産物を使用しました。

松島町立松島第五小学校では、生産者8人を招待して交流会を開催し、生産者と共に地元の味を堪能しました。

子どもたちは、生産者に「どんな工夫をしておいしい野菜を作るのか」「栽培で一番大事なことはなにか」など質問し、生産者と交流を深めました。

生産者の安住栄子さんは「年々子どもたちの農業に対する関心が増していると感じる。今後も交流会でのふれあいを大事にしていきたい」と話しました。

若林区2016.12.04
仙台井土ねぎ収穫体験

(農)井土生産組合はブランド化を進めている「仙台井土ねぎ」の収穫体験イベント「仙台井土ねぎ ねぎまつり」を開催しました。

このイベントは「仙台井土ねぎ」の知名度向上と消費者との交流を図ろうと、昨年から開催しているものです。500円でネギの収穫体験・詰め放題ができ、昨年は2,000人以上もの来場者で賑わいました。

今年は、なんと昨年の倍の4,000人以上が来場!
家族連れなど多くの来場者が収穫を楽しんだほか、400食限定で振舞われた仙台井土ねぎ入りのポタージュに舌鼓を打ちました。

また、今年は東日本大震災後に設立した沿岸部の農事組合法人「(農)六郷南部実践組合」、「(農)せんだいあらはま」、「(農)仙台イーストカントリー」も参加し、ハクサイやホウレンソウなどの旬の地場産野菜や加工品などを販売してイベントを盛り上げました。

参加者は「昨年も参加してとても楽しかった。帰ったら早速焼いて食べたい」と笑顔を見せました。

(農)井土生産組合の鈴木保則組合長は「今年もたくさんの方に感謝を伝えられた。これからも被災地域のみなさんと連携して、地域農業の発展に力を尽くしたい」と話しました。