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JA仙台食農教育活動JA仙台食農教育活動

2016年8月更新分

JA仙台の青年部、女性部では管内各地で地域と一体になった食農教育活動に取り組んでいます。JA仙台では、これからも食農教育活動を通じて子供たちに農業の魅力を伝え続けていきます。

宮城野区2016.6.7
新田東すいせん保育所でタマネギの収穫体験

JA仙台青年部原町支部は仙台市宮城野区の新田東すいせん保育所の園児を対象にタマネギの収穫体験を実施しました。

これは同保育所が園児らに食や農業に関心を持ってもらおうと5年前から実施しているもので、毎年同JAの青年部員が栽培を指導しています。収穫したタマネギは昨年10月に青年部員の指導のもと園児らが播種したもので園児たちは収穫まで成長を観察してきました。

当日は、同保育所の園児ら24人が参加し、約1アールの圃場でタマネギを収穫しました。

子どもたちは、ずしりと大きいタマネギに歓声を上げ、「たくさん大きなタマネギがとれた」と笑顔を見せました。

指導を行った青年部原町支部の高沢友宏さんは「今後も子供たちや地域との交流を大切にし農業の魅力を伝えていきたい」と話しました。

泉区2016.5.14
親子で田植え&カボチャの定植体験

仙台市立中山小学校と桜ヶ丘小学校地区の親子約70人は仙台市泉区実沢のほ場で田植え体験とカボチャ苗の植え付け体験を実施しました。

これは、地域食文化資源を活用した総合的な食の学びを推進する、ボランティア団体「食の学人の会」が実施する「和の米プロジェクト」の一環で、米作り体験を通して米と人の暮らしや和の食文化を学びます。

当日はほ場を提供している農家さんとJA仙台西部営農センターの菅澤秀章センター長の指導のもと約10アールのほ場に「ひとめぼれ」を親子で手植えしました。

また、田植え後は、約4アールのほ場で八木山動物公園のゾウふんのたい肥で育てた5品種のカボチャ苗の植え付けを行いました。

参加した親子は「いつも食べているお米がどうやってできるのか、子どもに一から経験してもらいたかった。良い思い出になった」と笑顔を見せました。

利府町2016.04.21
利府高校生が梨の受粉体験

利府町名産の梨の栽培体験を通じて、地域への理解を深めようと、宮城郡利府町の利府高校1年生80人が地元農家の梨園を訪問し、生産者ととともに利府梨の受粉作業を体験しました。

この取り組みは、利府高校が開校以来行っている奉仕活動のひとつで、利府梨を通じて、より「ふるさと」を知ってもらおうと、30年以上も取り組んでいる歴史ある伝統行事です。

当日は、JA仙台の営農指導員が作業内容や梨栽培の流れについて説明。その後、梨園4カ所に分かれ、生産者の指導のもと、赤く色づけした「新興梨」の花粉を果樹交配用の梵天に付着させ、花房ごとに一つ一つ丁寧に受粉させました。

参加した生徒は「すべての木に受粉作業をするのは本当に大変だと思う。自分が作業した梨が美味しく育ってほしい」と笑顔を見せました。

太白区2016.4.19
すぎのこ保育園でジャガイモの植え付け体験

JA仙台青年部西多賀支部は仙台市太白区の太白すぎのこ保育園の園児ら46人にジャガイモの植付け体験を行いました。

この取り組みは、地域に根差した活動を通じ、地産地消を推進しようと同支部が実施しているもので、今年で8年目。1年を通して、様々な野菜の植え付けから収穫までを同支部の部員らが教えています。

当日は、同支部の青年部員が植え付け方法を実演し、園児らは笑顔で一つひとつ丁寧に植え付けを行いました。

青年部西多賀支部の庄子智史支部長は「たくさんの子供たちに農業の楽しさを知ってもらいたい。作物が育つ過程もしっかり観察して、収穫を楽しみにしてほしい」と話しました。西多賀支部ではこのほかにもニンジン、ナス、枝豆、サツマイモなどの野菜の指導を予定しており、収穫した野菜は、同保育園の給食で振る舞われる予定です。