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地域とともにJA仙台 ~食と農で素敵な笑顔に~

 JA仙台の管内は、仙台市、多賀城市、塩釜市、松島町、利府町、七ヶ浜町、富谷町東向陽台、明石台と広範囲に及びます。そのため、地域それぞれに特徴を持った自然環境の中で、稲作をはじめ野菜、花き、畜産など多彩な農業生産が行われています。
 JA仙台では、地元で採れた新鮮な野菜を、多くの方に知ってもらい、旬を味わっていただくために、「地産地消」に取り組んでいます。
 食と農を繋ぐ懸け橋として、地域の農業とみなさまの笑顔を守りたい!それがJA仙台の想いです。

長ネギ

主要産地 長町、六郷、宮城地区
旬の時期 2月~4月、10月~12月
 ねぎの種類には、大きく分けて「根深ねぎ」と「葉ねぎ」の2種類があります。
 「根深ねぎ」は、私たちが普段食べている「長ねぎ」や「白ねぎ」を指すもので、主に関東や東北地方で栽培が行われています。ねぎの生長に合わせて土寄せを行い、太陽の陽に白い部分が当たらないように栽培することで、白い部分が長く太くなります。
 「葉ねぎ」は、主に西日本で栽培されるねぎのことで「九条ねぎ」のように葉部分が長く、白い部分が細いのが特徴です。葉ねぎは、葉の部分を食べるため、「長ねぎ」と違い、葉を生長させるため、土寄せをしないで太陽の陽を当てて育てます。
 このように日本では、地域によって違う「ねぎ」が栽培されており、日本の面積当たりのねぎ生産量は、世界一と言われています。
収穫時期

曲がりネギ

主要産地 長町、岩切、宮城地区
旬の時期 11月~5月
 ≪伝統野菜の仙台曲がりねぎ≫
 仙台曲がりねぎは、明治時代から栽培されてきた仙台が全国に誇る伝統野菜のひとつです。
 曲がりねぎは、一般的な「長ねぎ」に比べ、やわらかさと甘みが強く、加熱することでさらに甘みが増します。
 効能としては、長ねぎと同じく、疲労回復や冷え性、風邪予防に効果があるほか、曲がりねぎ特有の強い香り成分が血行を良くし、肩こりや疲労回復、消化を助ける働きがあるといわれています。
収穫時期
おいしさのヒミツ1
「曲がりねぎ」発祥の地は岩切地区!
 仙台市宮城野区岩切の余目地区が、「仙台曲がりねぎ」の発祥の地と言われています。
 当時の余目地区は、地下水の水位が高く、一般的な「長ねぎ」の栽培に不向きなことから、「やとい」という栽培技術が考案され、この曲がりねぎが誕生しました。
 このように「曲がりねぎ」は当時の環境や土に合わせて、よりおいしい「ねぎ」をつくるために生まれた独特の栽培方法で生産されています。
おいしさのヒミツ2
「曲がっている」のではなくて「曲げている」!
 曲がりねぎ最大の特徴はもちろん、大きく曲がった形。これは、ねぎが自然と曲がりだすのではなく、「やとい」という栽培方法を使って曲げているのです。
 「やとい」とは、ある程度育ったネギを一度土から抜いて、もう一度傾斜の付けた土に斜めに植え直す方法のこと。
 こうすることで、ねぎが太陽に向かって伸びていき、結果として「曲がりねぎ」となるのです。また、曲げることにより、ねぎにストレスがかかり、甘くやわらかくなるのです。
 農家の方々はおいしい「曲がりねぎ」を生産するため、手作業で「やとい」を行い、私たちにおいしい曲がりねぎを届けてくれています。

仙台雪菜

主要産地 中田、六郷、宮城地区など
旬の時期 9月~12月
 雪菜は、雪の多い地域の冬期の野菜不足対策として、江戸時代頃から栽培が始まったと言われています。
 仙台では特に、冬の寒さに当てて栽培する「ちぢみ雪菜」が有名ですが、実は伝統野菜のひとつとして「仙台雪菜」という雪菜も栽培されています。
 仙台雪菜は、葉が肉厚で丸形のちぢみ雪菜と違い、コマツナに似た形をしています。
 味はほろ苦く、汁物や炒めものに合います。
収穫時期

ちぢみ雪菜

主要産地 中田、生出、六郷地区
旬の時期 12月~2月

 ちぢみ雪菜は、中国から入ってきた「タアサイ」系統の野菜を日本の生育環境に改良した品種で、葉の形は円形・肉厚で色は濃黒緑色、葉の表面には品種独特の光沢がありちりめん状に、縮んでいます。寒さ・暑さともに強いですが、特に冬場は、霜に当たることで甘みも増します。甘味が強く、非常に柔軟な野菜なので煮物、炒め物にしてもおいしく食べられます。

 また、栄養豊富な冬野菜でもあり、βカロチンやカルシウムが豊富に含まれています。

収穫時期
おいしさのヒミツ1
雪菜は「雪」の中で育つ?!
 雪菜はその名の通り、「雪」の中で栽培することからその名が付けられました。
 現在も東北地方の一部地域では、60~80センチに成長した雪菜を一度収穫し、10株程度に束ね、土やわらなどで囲った「雪室」という雪が作る“天然の冷蔵庫”に保管し、雪の中で「とう(花茎)」が立ったら収穫します。
おいしさのヒミツ2
ちぢめているのはなぜ?
 仙台では雪が少ないことから雪の中での栽培は行わず、寒さに当てる「寒締め栽培」という方法で「ちぢみ雪菜」を栽培しています。
 寒締め栽培では、ある程度生長した雪菜を冬の寒さに当てて栽培する方法です。これを行うことで雪菜は、自分の身を守ろうと葉を肉厚にし、それと同時に甘みを増してくれるのです。5度以下の気温に10日間以上寒さに当てたものが「ちぢみ雪菜」として収穫されます。

ツルムラサキ

主要産地 高砂・宮城など
旬の時期 7月~10月
 ツルムラサキは、東南アジア原産のツル性植物です。独特の風味を持ち、ホウレンソウに似ています。刻むと粘り気があるのが特徴です。
 ビタミンCやβ-カロテンのほか、カリウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれ、夏場の健康野菜として注目されています。
収穫時期
おいしさのヒミツ
つぼみも食べられます
 ツルムラサキは夏の盛りを過ぎた頃に、薄い赤紫色の蕾をつけ、可愛い花を咲かせます。葉や茎だけでなく、つぼみや花も食べることができます。

ハクサイ

主要産地 高砂、泉、松島
旬の時期 11月~1月
 白菜の白い部分が成長するにしたがって大きく伸びることから「白菜」と呼ばれるようになりました。原産地の中国北部を中心として、アジアで栽培が広まり、日本には明治時代になってから導入されました。
 秋から冬にかけておいしくなる葉物野菜の代表。霜にあたると繊維がやわらかくなり、風味がさらに豊かになります。
収穫時期
おいしさのヒミツ
伝統野菜「仙台白菜」
 仙台白菜は松島湾の離島で育種された「松島白菜」と、さらに品種改良された「松島純2号」、「松島新2号」などの総称です。ハクサイは他のアブラナ科の植物と交雑しやすいため、松島白菜は、松島湾の馬放島(まはなしじま)で隔離栽培することで、種を採取していました。

リンゴ

主要産地 根白石
旬の時期 9月~12月
 リンゴの主成分は炭水化物で、約13パーセントの糖が含まれています。このほかに、食睦繊維やクエン酸、リンゴ酸といった有機酸を多く含み、胃腸の働きを良くするほか、乳酸の生成を抑制し、疲労回復効果もあります。また、ビタミンCが豊富で免疫力向上や美肌効果も期待できます。
収穫時期
おいしさのヒミツ1
仙台はリンゴの産地!
 仙台市泉区根白石地区では古くからリンゴの栽培が行われています。現在は、根白石地区穴ノ原を中心に7軒の農家が栽培しています。
 根白石地区のリンゴの生産量は年間約200トン。そのうち70パーセントが「ふじ」、そのほかに「つがる」「ジョナゴールド」「王林」など地区全体で約12品種を栽培しています。
 根白石産リンゴとリンゴジュースは、農産物直売所「たなばたけ」で販売していますので、ぜひ、味わってみてください!
おいしさのヒミツ2
おいしいリンゴの見分け方!
 リンゴの果皮の赤色は、赤色色素のアントシアニンによるもので、目の健康維持の働きがあると言われています。果実の糖含量が増えるとアントシアニンも増加して着色が進むので、真っ赤なリンゴは、おいしい果実のひとつの目安ともいえます。

トマト

主要産地 松島、多賀城、利府
トマトはビタミンCを多く含むほか、がん予防の効果が高いと言われるリコピンを多く含んでいます。気温が高く、雨が少ないほどおいしいものが出来ます。南米アンデス山脈原産の、栄養的にも非常に優れた夏野菜です。
おいしさのヒミツ
 JA仙台管内では、中玉や大玉トマトのほか、東京などで需要が高まっている色や形が豊富なカラーミニトマトの栽培も盛んに行われています。
 トマトの新鮮さを見る一つの指標としてヘタを見ます。トマトは実よりもヘタの部分の方が水分の蒸発が早いので、ヘタがしなびずに青々としているものを選びましょう。形や色、大きさ、用途によってさまざまな種類があるので、それぞれの旬を味わってみて下さい!

梨

主要産地 利府
旬の時期 9月~10月
 梨の産地である宮城郡利府町では、利府梨の代名詞でもある「長十郎(ちょうじゅうろう)」をはじめ、「幸水(こうすい)」「豊水(ほうすい)」「あきづき」「新高(にいたか)」「20世紀」など、多くの品種が栽培されています。
 利府梨(りふなし)を販売しているのは、各農家さんが営む直売所です!それぞれの直売所によって味の違う梨が販売されているので、お気に入りの直売所を見つけるのも楽しいかもしれません!
収穫時期
おいしさのヒミツ1
 利府梨の始まりは明治17(1884)年にまでさかのぼります。当時、森郷地区の日野藤吉(ひのふじよし)氏が約20アールの水田を畑に変え、150本の梨の木を植えました。これが利府地区における梨栽培の始まりと言われています。この時、日野氏は33歳でしたが、その後も高齢まで品種改良と栽培の普及に尽力したと伝えられています。
おいしさのヒミツ2
 利府町の梨農家さんは、栽培技術の向上を目的に、栽培講習会や研修会などを定期的に開催。梨農家同士の情報交換を行い、高品質な利府梨の生産を目指しています。
 また、町内の高校生を受け入れ、梨の受粉作業の指導を行うなど、「利府梨」の伝統を守る活動にも力を入れています。